サーミVA

高すぎない熱でコラーゲンの生成を促すサーミVA。メスを使用しない膣縮小治療法として知られています。以下ではサーミVAの特徴や治療のメカニズムについて解説します。

※こちらの記事は当サイト運営のヘルスケア編集部が執筆したものです。当サイト監修の満行みどり医師による査収は含まれておりませんことをご了承くださいませ。

サーミVAとは

サーミVAとは、女性のデリケートゾーンの様々な悩みを解決するために、2015年にアメリカで生まれた治療法です。

高周波が持つ熱の作用で血行を促進させ、コラーゲンの増生を促進。メスを使用しなくても大陰唇から膣を引き締めることができ、性交痛だけでなく膣内のにおいや潤いの改善も期待できるでしょう。とくに年齢を重ねることによる尿漏れ、出産などによる膣の緩みやにおいに悩んでいる女性に適した治療法であるといえます。

サーミVAの特徴

かゆみやにおいも改善

かゆみやにおいの改善もサーミVAで治療できます。サーミVAは膣を引き締めるだけでなく、膣内の環境を整える効果もあるのです。膣内のphのバランスを整えて、雑菌の増殖を防ぐことができるでしょう。

海外生まれで世界に普及し始めている機器

サーミVAは2015年にアメリカで生まれた治療法で、メスではなく高周波を使って治療を行う機器を使用します。2016年には800台以上が全世界のクリニックで導入されました。

高周波で膣内の壁と皮膚表面の温度を高める方法でコラーゲンの再生を促進。メスを使わないので痛みはほとんどなく、治療後の負担がほとんどありません。

デリケートゾーンの負担が少ない

サーミVAは42~45度の範囲で細かい温度調節が可能。膣内に挿入するスティック状のチップには温度センサーがついています。

42~45℃の熱は、人間の平均体温よりも少し高めです。この状態を持続的に維持することで膣以内の細胞が刺激されて新たなコラーゲンを生み出すことができるのです。

コラーゲンが生成されると膣内の萎縮改善も期待できるので、性交痛の改善にも効果を発揮するといわれています。

監修医・満行みどり先生の見解

サーミVAは2015年にアメリカで生まれた、膣内外のゆるみやたるみを改善する治療です。2016年時点で、世界で800台以上のサーミVAがさまざまな施設に導入されており、膣ケア施術のなかでは比較的一般的な治療法です。

治療では、高周波を膣内または外部に照射し、熱による作用でコラーゲンの生成を促します。熱と言っても42~45度ほどですので、暖かさを感じるぐらいですね。火傷の心配はありません。新しいコラーゲンが生成されることで、膣のゆるみや小陰唇・大陰唇のたるみを引き締めることができます。

コラーゲン生成によるうるおいアップが期待できるので性交痛治療にも用いられますが、私の見解としては膣ゆるみ・たるみの改善のほうが向いています。性交痛改善を主な目的にするなら、ほかの施術の方が効果的かもしれません。また、膣内の環境を正常に整える効果があるため、オリモノやにおいが気になる方やかゆみに悩まされている女性にもおすすめです。

治療のメカニズム

治療の際に使用するのはスティック状のチップで、膣内に挿入して高周波を照射するのに使います。

人間の体温よりも少し高い42~45℃の設定で加熱するので、照射中は暖かさを感じる程度です。メスを使わずにチップを挿入するだけなので、痛みはほとんどありません。

治療後の休憩時間は30分ほどと短め。クールダウンもないのでそのまま帰宅できます。

治療費の目安

サーミVAの治療費の目安は、膣内だけであれば120,000~337,000円。膣内以外の場所にも使用する場合は100,000~450,000万円ほどとなっています。

施術のリスクについて

サーミVAはスティック状のチップを使用して、膣内に挿入して高周波を照射する治療です。高周波による熱は42~45度程度でコントロールされるため、火傷のリスクはありません。施術中の痛みもほとんどなく、暖かさを感じる程度です。

ダウンタイムもなく、術後の痛みや出血もありません。傷跡が残ることもないので、気軽にチャレンジしやすい施術です。

監修

満行(みつゆき)みどり先生

女性器治療に特化した医師

満行みどり医師

みどり美容
クリニック・広尾
満行みどり先生

満行みどり先生は女性器治療に特化した「みどり美容クリニック・広尾」の院長
ビバリーヒルズの専門トレーニング施設でライセンスを取得した日本人女性初の医師でもあり、デリケートゾーンの悩みを抱える患者さんに適切な治療を提供したいと日々尽力されています。

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