オナニーで若返り

膣の若返りにオナニーは効果があるの?そんな疑問を解決するべく、婦人科形成に詳しい女性医師・満行みどり先生監修のもと、膣とオナニーの関係性を徹底解説。

また、オーガズムによって得られる効果や性交痛の改善にも良いマスターベーションの方法などもご紹介しています。

潤い不足を感じたら!
膣の若返りに始めたいオナニー

女性は、歳を取るとお肌や全身の老化が男性以上に気になるものですが、中でもそんな女性たちを簡単に若返らせてくれるのが、セックスやオナニーと言われています。

オナニーをするだけで、
若返りホルモンが増加

オナニーやセックスをして、女性がオーガズムに達すると、オキシトシン、エストロゲン、DHEAなどの複数のホルモンが分泌されます。

アラフォー以降の女性にとっては、これらのホルモンは若返りのスタメン選手のようなもの。オキシトシンは、別名、愛情ホルモンとも呼ばれ、更年期障害の不安定な気持ちを鎮める作用があったり、女性ホルモンのエストロゲンは、閉経後に急激に減少する=女性機能の低下の根源とも言えるホルモンのひとつです。

さらに若返りホルモンのDHEAも分泌されることで、膣の弾力を維持するコラーゲンの生成をも促してくれるのです。

満行みどり先生のアドバイス

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加齢とともに「膣萎縮」といって、膣の入り口~内腔が狭くなり、性行為が困難になる現象があります。トレーニング器具でなくても、お手頃なグッズで構いませんので、何かしら膣内に定期的に挿入しておくと内腔が確保でき、性交困難を防ぐことが可能です

そのほか、若い女性や経験の少ない女性でしたら、どこを触ったら気持ちが良いか自分で知ったり、挿入時の違和感を減らしたりする意味でもマスターベーションは良いでしょう。

ですが、歳を取ってからの性交痛は、老化による膣の潤い不足が原因の場合が考えられます。根本的な改善を目指すのであれば、膣内のコラーゲンを高める何らかのケア、クリニックでのホルモン治療や、レーザー治療が有効です。

膣の若返りに良い
オナニーの仕方

触り方によっては、膣内部を傷つけてしまうので、必要以上の刺激は与えないことが大切です。

清潔な指でクリトリスを触ったり、内部に指を入れたら、お腹側に刺激を与えるよう指を動かしてみましょう。Gスポットに指が当たれば、膣内が潤ってくるのを感じられるはずです。

若返り効果を得るには、オーガズムに達することがポイントなので、気持ち良くなるまで続けてみましょう。

マスターベーションは
もともと医療行為だった?!

とくに歳をとってからは「オナニーなんて恥ずかしい」と思う人が増えるのかもしれませんが、19世紀のイギリスでは、自慰行為はもともと医療行為だったそうです。

当時、女性たちの情緒不安定や体の不調が、子宮のうっ血から来るものでは?と考えた男性医師が、治療として女性器のマッサージを行ったのが始まり。みるみるうちに即効性のある医療行為として広まり、医師の負担を減らすためにバイブレーターが開発されました。

編集部のヒトコト

オナニーは恥ずかしいことじゃない

オナニーは膣の若返りに欠かせない大切な行為です。膣を傷つけない正しい方法で、デイリーケアしていきましょう。ただし、膣に痛みや出血などがある場合は、オナニーだけで解決できません。

性交痛に関しては、ほかにも解決方法を紹介しているのでチェックしてみてください。

性交痛の治療法を
いろいろチェックしてみる

監修

満行(みつゆき)みどり先生

女性器治療に特化した医師

満行みどり医師

みどり美容
クリニック・広尾
満行みどり先生

満行みどり先生は女性器治療に特化した「みどり美容クリニック・広尾」の院長
ビバリーヒルズの専門トレーニング施設でライセンスを取得した日本人女性初の医師でもあり、デリケートゾーンの悩みを抱える患者さんに適切な治療を提供したいと日々尽力されています。

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