痛くない、でも気持ちいいセックスとは(体位・スポット)

セックスで痛みを感じやすい女性にオススメの体位や、快感を高めるためのコツをまとめました。

これなら痛くない!
女性が気持ちいいセックスの体位

世の中には、どうにもならない事情で性交痛を感じている女性もいますが、実はちょっとした変化だけでセックスが驚くほど良くなった!という人もたくさんいるんです。

まずは性交痛を感じにくい、負担の少ないセックスの体位を紹介しましょう。簡単・お手頃なやり方なので、今日から気軽に取り入れてみてください♡

女性に痛み(負担)の少ない体位2選

その1:後背位

男性が女性を後ろからハグする形で横向きに寝転がって、女性の脚の間から挿入します。

お互いの太ももが当たるので、必然的に深くは挿入できず、激しいピストンもできないので、自然とゆるやかなセックスになります。後ろからぎゅっと抱きしめられることで、安心感がアップして、体も快感に素直になれるかも。

妊娠中にできる負担の少ない体位としても有名です。

その2:寝バックor唐竹割り

寝バックは、女性がうつ伏せに寝転がって、軽く足を開いた間から挿入する体位。それの裏返しバージョンで、正常位で女性が足を閉じて、男性が跨る感じで挿入する唐竹割りという体位もあります。

どちらも女性が足を閉じているから、浅い挿入しかできず、女性があまり動かずにすむ体勢というのもポイント。完全にマグロ状態でOKなので、気楽に「感じる」ことに集中できます。

挿入以外で快感を得やすくするための
前戯のコツ

挿入時に痛い原因のほとんどが、女性が濡れていないためです。前戯をしっかりやってもらうことで快感を得やすくなりますよ。女性がとくに感じやすい部位がコチラ!

陰核(クリトリス)

膣で中イキできないときは、まずは彼にクリトリスを触ってもらってイクことを目標にしてみて。とくに痛みを感じやすい女性は、強い摩擦に弱いので、十分に濡らした指で優しく擦ってもらうか、口でしてもらうのがオススメ。

「女性は脳でイク」とも言われているので、触ってもらっている際中は、その感触やシチュエーションに最大限集中してみると、意外と気持ちよくなれるかも。

Gスポット

Gスポットは、一般的に膣口から3~5cmほどのお腹側にあると言われる女性最大の性感ポイント。

経験の少ない男性は、AVのように指を激しく抜き差ししがちですが、そんなに強い刺激がなくても十分快感が得られる場所なので、指を入れたら上に向けるようにお腹側を刺激してもらいましょう。

トントンしたり、優しくクルクルしたり…。Gスポットの感度が上がることで、挿入時にイキやすくなります。

普段から信頼関係を高めておくことも
快感を得るポイント

行為中のテクニックだけじゃなく、そもそもの2人の信頼関係を普段から高めておくことも、セックスで気持ちよくなるためには大切です。

他愛ない会話をする時間を増やしたり、普段から「いってきます」「いってらっしゃい」のチューをしてみたり…。相手への安心感や愛情が増すことで、セックスにも大きな変化が生まれるものですよ。

性交痛に関する
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痛くないセックスの方法も意識しておこう

性交痛の悩みとして、セックス中の痛みを訴える方は多いことでしょう。痛みを我慢しているのはしんどい上に体にも精神的にも良くありません。そこで、以下で痛みを和らげる方法について解説します。

痛みを和らげる方法

まずは痛みがあることを正直に伝える

パートナーへ、正直に痛みがあることを伝えることからはじめましょう。セックスはパートナーとのコミュニケーションが大事。一人で悩んでも解決することはありません。パートナーに相談して、痛みが起きないように一緒に考えることが大事です。

相談することがお互いの距離をより縮めることにつながるかもしれません。はじめは伝えづらいかもしれませんが、正直に話すことをおすすめします。

膣を全体的に潤わせる

挿入の際に膣全体が潤っていないと挿入の際に痛みが出る可能性があります。膣全体を潤わせるためにも、Gスポットとクリトリスに触れてもらいましょう。

Gスポットは刺激されると膣が十分に潤うほどの性感帯です。積極的に触れてもらうことで膣の潤いにつながります。

潤いが出るまでには個人差があり、Gスポットとクリトリスに触れてもらっても膣内全体が十分に潤わないこともあります。その際はローションや潤滑剤などを使うこともおすすめ。挿入の際に痛くないほど潤わせられるよう、準備はしっかりしておきましょう。

マッサージで十分にほぐす

自分で定期的にマッサージをするのも、性交時の痛みを軽減するのに効果があります。膣の外側の大陰唇や小陰唇、膣口をやさしく撫でてほぐし、ある程度慣らしたら指を一本膣内に入れてクルクルと回すようにマッサージします。これをお風呂上がりに行うことで膣の血行が良くなり、固くなっていた膣が柔らかくなっていくことでしょう。マッサージは毎日続けることがポイントです。

一気に挿入しない

挿入の際はペニスを一気に挿入せず、ゆっくり少しずつ挿入してもらうのも意識しておくべきところです。前戯が十分だったとしても、いきなり全部挿入されると痛みを感じることも。勢いにまかせず、ゆっくり挿入してもらうようお願いしましょう。挿入が終わったらすぐに動くのではなく、なじむまで待つのもコツ。それから動いてもらうことで痛みが抑えられ、快感が得られることでしょう。

挿入時もコミュニケーションをとって

コミュニケーションはセックスにおいて最も重要な要素であり、前戯のときだけに必要なものではありません。挿入しているときも、キスをしたり思いを言葉で伝えたりなど、コミュニケーションを取ることが大切です。

触れる加減に気を配ってもらうこともコミュニケーションの一つになります。AVのようにガンガン腰を振るようなセックスでは、大切にされていると感じられないでしょう。こまめに「痛くない?」と聞かれたり、やさしく触れられたりすることで大切にされていると実感し、快感につながることもあるのです。

雰囲気を大事にすることで快感を得られることも多いため、リラックスした空間でお互いにアイコンタクトを取りながらコミュニケーションを取りましょう。

それでも痛みが続く場合は病気の可能性もあるかも

痛みをおさえる対策を取っても痛みがある場合は、なんらかの病気が関係している可能性も考えられます。

痛みの原因はさまざまであり、自分で原因を特定するのは難しいもの。セックスの最中や後に痛みがひどかったり症状が続いたりする場合は、病院へ相談に行きましょう。

監修

満行(みつゆき)みどり先生

女性器治療に特化した医師

満行みどり医師

みどり美容
クリニック・広尾
満行みどり先生

満行みどり先生は女性器治療に特化した「みどり美容クリニック・広尾」の院長
ビバリーヒルズの専門トレーニング施設でライセンスを取得した日本人女性初の医師でもあり、デリケートゾーンの悩みを抱える患者さんに適切な治療を提供したいと日々尽力されています。

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