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セックスが痛い・気持ちよくない…女性が陥りやすいツライ状況とは

セックス(えっち)が痛いと感じる女性へ、性交痛が出やすい場面、主な原因、対策方法などまとめました。

セックス(えっち)が痛い!
女性たちの悩みとは

若い時の恋愛から始まり、出産、閉経と、女性の体は年齢と共にさまざまな変化を遂げていきます。その中で、多くの女性がさまざまな理由で起こる「セックスの痛み」に悩んでいます。

  • 初めてのセックスが痛過ぎた
  • 男性側の前戯が足りなくて濡れない
  • 産後に久しぶりにしたら痛くてできなかった
  • 更年期になってから膣が潤いにくくて痛い

若い時は大丈夫でも、出産、閉経と、体が変化することで、急に痛みが出ることもあるのが、女性の大変なところですね。

セックスでは、女性は常に受け入れる側なので、どうしても負担は大きくなるもの。その前提で、どれだけ痛みを改善できるか、自分で考えて行動することが大切です。パートナーと話し合ったり、彼に言いにくい場合は、専門家にも相談してみましょう。

性交痛は、ちょっとした対策で解消することもあるので、決してつらい気持ちを自分ひとりで抱え込まないでくださいね!

性交痛について専門医に
解説してもらう

性交痛の原因や対策方法をチェック!

エッチで痛みを感じやすい場面

セックスの痛みは、人によってさまざまなシーンで訪れます。

中でも多いのが、挿入時の痛み。男性側の前戯が不十分だったり、生まれつき膣が狭い(女性の体質)、エッチが久々、彼のモノが大きすぎる、道具やゴムが体に合っていないなど…、同じ挿入時の痛みでもさまざまな原因が考えられます。

いずれの場合も、性交痛を改善するには、パートナーとの話し合いが必要不可欠。ただし、実は病気が潜んでいる可能性もあるので、痛みが続くようなら、一度、クリニックで診てもらいましょう。

産後のセックスが痛い理由

出産後は、会陰切開の傷の痛みや、授乳や月経の再開などもあり、女性の体にさまざまな変化が起こります。そのうえ慣れない赤ちゃんのお世話もあって、心身の疲れからセックスが苦痛になってしまうママさんも。実際に出産を経験した女性たちの多くが、最初は産後セックスの痛みに耐えています。

最初の数回は痛みを感じても、徐々に体は元に戻り、時間と共に痛みはなくなっていくので大丈夫。ただし、デリケートな産後の体に負担をかけないためにも、正しい産後セックスの仕方を知っておくことも大切です。

そもそもセックスが苦痛な場合

世の中には、妊娠に興味がなかったり、風俗みたいで不潔、痛いから嫌だ、男性がコワイ…などの様々な理由で、セックス自体に苦痛を感じてしまう女性もいます。

セックスに嫌悪感を抱く主な原因は、心の問題と言えるかもしれません。過去にトラウマがあったり、幼少期の過剰な教育が、大人になってから恋愛恐怖症に発展してしまうことも…。

心の問題は、なかなか簡単に解消できるものでもないので、一人で悩まずにパートナーや専門家に相談するようにしましょう。

痛くない、でも気持ちいいセックスとは
(体位・スポット)

本来、セックスは、愛する人と一緒に喜びを感じることのできる素晴らしい行為。

人によって、膣の大きさ、締まり具合、快感を得るポイントは違うので、ほんのちょっとやり方を変えるだけで、痛みから快感に変わるケースは実は多くあります。女性が痛くなりにくい体位や、前戯のコツも知っておきましょう。

また、女性がオーガズムを得るには、気持ち的な要素も重要に。普段からパートナーと信頼を深めておくことも大切ですよ。

痛みは”どれ”に近い?性交痛の種類

ズキズキする性交痛

セックス中のズキズキした痛み、考えられる原因はさまざまです。初めての女性なら処女膜が原因だったり慣れていないだけの可能性もありますが、痛みの程度が酷い場合は生まれつき処女膜が分厚い「処女膜強靭症」の可能性があります。

初めてではないのにズキズキとした痛みがあるなら、「外陰部の荒れ」や「性交疼痛障害」が原因かもしれません。セックスのたびにズキズキとした痛みがあると、だんだん性行為が苦痛になってしまう可能性があります。痛みが強い場合やだんだん増してきたという場合は、早めにクリニックを受診するのがおすすめです。

チクチクする性交痛

セックスの際に、チクチクして痛いという感覚を体験したことはないでしょうか。最近アンダーヘアの手入れをしたから?それともセックスの方法自体に何か問題が…?と不安はつきないですよね。

もしも痛みが「チクチク」と感じるのであれば、もしかするとそれはゴムアレルギーによる症状かもしれません。また子宮内膜症や子宮筋腫といった病気も考えられます。

ヒリヒリする性交痛

まずは具体的にどこがヒリヒリと痛むのか考えてみてください。入口あたりがヒリヒリする場合はセックスに慣れていないか彼のサイズが大きい可能性があります。外陰部がヒリヒリとするならコンドームの摩擦や彼の愛撫の仕方が原因かもしれません。中がヒリヒリとするなら、膣が乾燥していてうるおいが不足していたり「シェーグレン症候群」の可能性も。

また、とくに更年期にさしかかると女性ホルモンの分泌が低下する影響で膣が乾燥しやすくなります。潤滑剤といったアイテムを使ってみたり、膣のうるおいをUPさせる性交痛治療を検討してみましょう。

監修

満行(みつゆき)みどり先生

女性器治療に特化した医師

満行みどり医師

みどり美容
クリニック・広尾
満行みどり先生

満行みどり先生は女性器治療に特化した「みどり美容クリニック・広尾」の院長
ビバリーヒルズの専門トレーニング施設でライセンスを取得した日本人女性初の医師でもあり、デリケートゾーンの悩みを抱える患者さんに適切な治療を提供したいと日々尽力されています。

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