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50代の目の下のたるみの5つの原因と対策

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この記事の監修者

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監修:筒井 裕介院長

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  • 2003年3月 順天堂大学医学部卒業。順天堂大学の形成外科助手を経てオザキクリニックに勤務。
  • 2009年12月 セオリークリニック開業
  • 日本美容外科学会 会員 他
TEL:03-6228-6617 >>監修者・運営会社情報の詳細を見る

多くの50代を悩ませている目の下のたるみ。目の下のたるみだけでなく、深いシワや濃いシミが出てきたりと、複合的な悩みが合わさっていることがほとんどです。

「まぶたがかぶさってきた」、「クッキリ二重だったのに奥二重になった」という症状が思い当たるならば、たるみが進行している証拠です。

今までの年月で蓄積したものだからとあきらめる前に、50代で起こりやすい原因と改善策を知って、すぐに実践してみましょう。

原因1. 肌の弾力低下

皮膚がたるむ原因は、お肌に弾力がなくなってくるためです。目の下だけでなく顔全体的に皮膚がたるんできたと感じている50代の方は多いと思います。

肌の潤いやハリを保っているのは、肌の真皮層です。この真皮層についてまずお話します。

真皮層とは

真皮層には美肌成分コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が存在しています。

真皮層にあるコラーゲンは70%を占めていて、肌の潤いを保ち、みずみずしさやハリ感を与えます。

エラスチンは、繊維状になったタンパク質で、コラーゲン同士を結び付けて支える役割があり、肌の弾力柔軟性を保つ働きがあります。

ヒアルロン酸は、ゼリー状で水分の保持機能が高い成分です。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成しているのが、真皮にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)。

ただし、加齢や紫外線ストレスによってできた活性酸素によって線維芽細胞が攻撃されると機能が衰えてしまいます。

そうすると皮膚のたるみにつながってしまいます。

コラーゲンは年齢とともに減少し、20代で生まれた時の半分程度になってしまいます。

50代ではなんと20%。ヒアルロン酸は40代以降からガクンと減りはじめ50代でも減り続けます。

加齢とともに新陳代謝も低下するため、新しい細胞の入れ替わりをするターンオーバーも衰えて、たるみやシワといった肌老化がますます進んでしまうことになるのです。

原因2. 筋力や靭帯がゆるんで皮膚がたるむ

眼輪筋がゆるむ

顔には無数の表情を動かす筋肉、表情筋が張り巡らされています。

目の周りにも眼球の周りをグルっと囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)という筋肉があります。

加齢とともに筋肉が衰えて目の下のたるみが進行してしまいます。

さらに、皮膚は靭帯によって支えられているので、加齢により靭帯も伸びてしまうとたるんでしまいます。

靭帯は一度伸びてしまうと残念ながら元に戻すことはできませんが、筋肉は衰えたものを鍛えることができます。

原因3. 頭蓋骨が縮む

骨も老化が進みます。とくに50代は加齢とともに骨密度が下がってくるため、骨粗しょう症の予備軍になってきます。

身体だけでなく加齢によって頭蓋骨も縮んできます。年齢が上がるにつれて、頭蓋骨の骨量が減ってしまい眼球が入っている頭蓋骨のくぼみである眼窩も下がってきます。

頭蓋骨が小さくなったうえ、皮膚はたるんでくるので、さらに皮膚が余って垂れ下がってしまいます。

それが目の下のたるみや頬のたるみにつながってしまいます。

閉経などで女性ホルモンの一つエストロゲンが減少し始めると、骨粗しょう症にかかりやすくなります。

女性は加齢による骨密度の低下が避けられないため、シワやたるみといった顔の老化現象が年々増えてしまいます。

原因4.新陳代謝の低下

加齢とともに、新陳代謝も低下してしまいます。新陳代謝が低下すると、脂肪をため込んで身体が太りやすいといわれます。これは、身体が余分な糖などをため込みやすくなるので、太る、むくむ、たるむといったことが起こります。代謝が落ちたと実感するのは、30代から。「太りやすくなった」「疲れた、疲れやすい」と感じたり、「シワやたるみが気になってきた」といったことを思うようになってきます。50代では、「ひどいむくみに悩む」と声も聞かれます。

身体の細胞は、新しい細胞に生まれ変わり、皮膚も新しい細胞が作られています。およそ28日程度で、表皮の新しい細胞ができると古い細胞がはがれ落ちます。このことをターンオーバーといいます。

加齢や紫外線の影響で代謝が悪くなると、新しい細胞の入れ替わりが滞り、ターンオーバーも衰えて、たるみやシワといった肌老化が進んでしまうことになるのです。

原因5.紫外線によるダメージ

紫外線対策をせずに紫外線を強く浴びた状態で何年も過ごしていると、歳のわりに老けて見られてしまいます。これは、紫外線は皮膚を厚くし、硬くしてしまうといった変化が起こるので、年齢が出やすくなります。

日焼けによるダメージの怖さを物語る話があります。車の運転のため右半分だけ長年紫外線を浴び続けてきた人が、半分だけ皮膚の角質が肥えて厚くなり肌のシワやたるみの症状がひどく、右の顔だけ突出して肌老化が進んでしまったといったことも。とくに50代の肌は長年浴び続けて蓄積してきているので、紫外線によってできたダメージは深刻です。今からでも日焼け対策を徹底していきましょう。

原因6.骨格の変化

年齢とともに顔の骨格も変わってきます。加齢によって頭蓋骨が小さくなり、眼球が収まっている眼窩と頬骨も下がってきます。そして表情筋が衰えると支えきれない皮膚が余ってたるんでしまいます。頭蓋骨が縮小している中で、筋肉の衰えが重なるとさらに皮膚がたるんでしまうことになるのです。

また、日ごろの生活習慣で顔が歪んでくることも。例えば、片方の奥歯で物を噛む、頬杖をつく、座ると足を組んでしまう、姿勢が悪い、片側の足にだけに重心をかけてしまう、といったクセがある人は要注意。歪みやすい状況をつくっています。眉毛の高さや、笑顔を作った時に口元が片方だけ引きあがるなど、左右対称にならない場合にはどちらか歪んでいると考えられます。自分がゆがんでいるか分からない場合は、カメラで写真を撮ってみると分かりやすいでしょう。撮った写真の中心に線を書いて見比べてみると、左右対象かチェックしやすくなります。

目の下のたるみには加齢が関係していますが、骨格のゆがみが原因で、顔の皮膚のたるみ、目の下のクマの出現、深く刻まれたほうれい線まで出てきてしまいます。ましてや、片方だけに不自然なたるみが出てくるのは困りますよね。普段、無表情などで表情が乏しいとあまり顔の筋肉を動かしていないことになります。表情筋を鍛えていると、こういったトラブルも少なくなります。

50代の目の下のたるみ対策は?

50代で起こりやすい目の下のたるみの原因を知ったところで、改善する方法をご紹介します。

ポイントは3つあります。

  1.  骨のケアをする
  2.  代謝を上げる
  3.  目の下の脂肪を取り除く

それでは、具体的に見ていきましょう。

改善1.骨のケアをする

骨のケアをするとは、具体的にいうと「骨密度と骨質を上げる」ということです。

原因3で説明したとおり、女性は加齢とともに骨密度の低下が避けられないので、骨の健康を保ち続けることが大切になってきます。

まずは、食事に気を付け骨密度や骨質を上げる栄養素を意識的に摂取しましょう。

骨はカルシウムとコラーゲンから作られるので、これらが含まれた食材を積極的に取り入れると良いでしょう。

カルシウムが多く含まれている食材は、小松菜や牛乳チーズ。カルシウムの吸収をよくするビタミンDの食材は、鮭やウナギなどで、一緒に取るのがオススメです。

コラーゲンを増やすビタミンKは、卵やほうれん草などに含まれています。コラーゲンの発生を促す大豆イソフラボンは、納豆、豆腐などに含まれています。

こういった栄養素を意識的に摂りながら、ウォーキングやジョギングなど日光を浴びた軽めの運動をプラスすると骨を強くするビタミンDが体内で作られます。

生活習慣に気を付けて顔のたるみや骨粗しょう症を予防をしましょう。

改善2.代謝を上げる

新陳代謝とは、新しい細胞が生まれ、古い細胞がはがれ落ちることをいいます。

肌にはもともと、健康で美しい肌状態を常に保とうとする働きが備わっているのです。

お肌のターンオーバーはおよそ28日で入れ変わるとされています。

これは正常の場合で、20代の目安周期と同じです。それが年齢を重ねるごとに周期も長くなり、40代ではおよそ55日50代ではおよそ75日になります。

すると体内のリンパの流れが停滞し、老廃物がたまってしまい、たるみを引き起こしてしまいます。代謝を上げて滞りをなくしましょう。

代謝を上げるには、筋肉量を増やすこと。無理なく続けられる腹筋やスクワットなどの無酸素運動を取り入れてみましょう。

また、睡眠の質も大切です。良質な睡眠を促すには規則正しい生活を心がけ、朝起きたら太陽の光を浴びる、消化に悪いので夕食は寝る3時間前に済ませるなど、できることから実践してみましょう。

改善3.目の下の脂肪を取り除く

加齢とともに眼球を支えているロックウッド靭帯と目の周りの眼輪筋がゆるみ、眼窩脂肪が前に押し出されてしまいます。

これは、目の下のふくらみの原因であり、黒クマや皮膚のたるみを引き起こしてしまいます。

また、新陳代謝の低下で脂肪層にかけて水分がたまりやすくなる、むくみたるみになっている人も。

まさに50代の目の下のたるみは、こういった複合的な悩みが重なっている場合がほとんどです。

こういった場合は、たるみの種類に合わせたオーダーメイド治療が必要です。

例えば、クリニックで眼窩脂肪を取る脱脂術を受けることを検討してみましょう。

脱脂術だけでなく、目の下と頬の間の溝を埋めて黒クマを撃退するために、採取した脂肪細胞を注入する注入治療、目の周りの色素沈着改善のためのレーザー治療等、悩みに合わせて治療を組み合わせると良いでしょう。

50代のたるみ対策まとめ

これらのたるみ対策を行ってみると、悩んでいた目の下のたるみから少しずつ改善が見られてきます。

目の周りをもみほぐしたりやツボを押したりするセルフケアもありますが、間違った方法で行うと、強い刺激が肌に負担をかけ、余計に目の下のたるみを助長してしまうのでオススメできません。

50代のたるみは、むくみたるみ、皮膚のたるみ、脂肪たるみなどさまざまです。

その人にピッタリ合った治療でないと意味がないので、オーダーメイド治療をしてくれる医師を探して施術を受けましょう。

目の下のたるみだけでなく目元の印象を改善したいなら、デザイン性も重要なので、腕が良い医師がいるクリニックでの施術がオススメです。

今どきの50代は快活で華やか!まずは目元のエイジングケアから始めてみてはいかがでしょうか。

目の下のたるみ治療を手掛ける筒井裕介先生のコメント

セオリークリニック筒井裕介先生
セオリークリニック筒井裕介先生

50代の目の下のクマたるみは、皮膚のたるみと脂肪のたるみが複合してきているため、若い方よりも治療が簡単ではないケースが多くなります。状態をしっかり診断し、治療を選択する必要があるので、専門家への相談が重要になってきます。

目の下のたるみ治療体験レポ

※以下はセオリークリニックの施術を受けた方の体験談(個人の感想)をインタビュー形式で掲載しています。個々の患者の状態等により治療等の結果は異なるものであることをご理解ください。

               
       
当サイトを監修してくださったセオリークリニックは、カウンセリングから施術、アフターケアまですべて筒井先生が責任をもって担当しています。目の下のたるみにお悩みの方は、是非相談してみてください。
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