目の下のたるみ研究室

くぼみタイプ

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この記事の監修者

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監修:筒井 裕介院長

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  • 2003年3月 順天堂大学医学部卒業。順天堂大学の形成外科助手を経てオザキクリニックに勤務。
  • 2009年12月 セオリークリニック開業
  • 日本美容外科学会 会員 他
TEL:03-6228-6617 >>監修者・運営会社情報の詳細を見る

目の下のくぼみタイプとは?

目の下のたるみ「くぼみ」タイプ

ここでは、目の下のたるみタイプの中で「くぼみタイプ」についてご紹介します。

くぼみタイプはこんな症状

「くぼみタイプ」の人は、例えばこんな方です。

鏡で顔をみるたびに「なんだか疲れているな…」「老けたかも…」と感じるのは、加齢により目の下のくぼみが深くなったからかもしれません。

くぼみは、目の周りが痩せてしまうと起こります。

黒っぽいクマも、目の下にふくらみはなくても、くぼむことで目の下が全体的に暗く、くすんで見えてしまいます。

「くぼみタイプ」の人は、皮膚がたるんだことで、くぼんだ部分に影が落ちて黒クマになると考えられますので、「ふくらみタイプ」の脂肪がふくらんで凹凸部分が影を落としているわけではありません。

「くぼみタイプ」と「ふくらみタイプ」の判別方法

違いの判別方法は下記の通りです。

中には加齢のせいではなく、生まれつきの顔の形や骨格により、目の下がくぼんでいる方もいらっしゃいます。

くぼみタイプの原因

「くぼみタイプ」の人で考えられる原因は、主に2つあります。

1つ目は、「眼窩脂肪(がんかしぼう)の減少」。2つ目は、「筋肉の衰え」です。

それぞれの原因について見ていきましょう。

眼窩脂肪(がんかしぼう)の減少

目の眼球が収まっている部位を「眼窩(がんか)」といいます。

眼窩の周りにある脂肪のことを「眼窩脂肪」と呼びます。眼窩脂肪の役割は、眼球を衝撃から保護すること。

この眼窩脂肪が減ると、若さを感じさせる肌のハリやボリュームが失われ、目の下にくぼみができてしまいます。

眼窩脂肪は、目の下、上下左右、眼球周りにあるものですが、年齢とともに減っていってしまいます。

筋肉の衰え

目の周りにある眼輪筋(がんりんきん)とよばれる筋肉の衰えや眼球を支えているロックウッド靭帯が伸びてしまうと起こります。

老化によって眼輪筋やロックウッド靭帯が衰えることで、目の下がくぼんできます。

また、脂肪層では皮下脂肪を支えていたものが重力で耐え切れなくなり伸びて皮膚が垂れ下がってしまい、脂肪が下にさがったことで、さらに目のくぼみも目立つようになってしまいます。

セルフマッサージやエクササイズで、くぼみタイプは改善できる?

くぼみタイプ人は、眼窩脂肪が減少していることと筋肉の衰えが原因なので、眼輪筋を鍛えるエクササイズを取り入れることは改善効果があるといえます。

目の下のたるみには、さまざまな要因がありますが、大きく分けると皮膚のたるみと脂肪のたるみに分けられます。脂肪のたるみは、眼を衝撃から守るクッションの役割をしている眼窩脂肪の突出により起こります。この眼窩脂肪の突出を防いでくれるのが眼輪筋ですので、鍛えると良いでしょう。

ただし、注意が必要です。基本的にたるみが軽度の場合に効果がみられる方法なので、皮膚のたるみや脂肪が大きく突出している場合の効果は期待できません。もし1カ月ほど続けてみて効果がないと感じたら、エクササイズでの改善は難しいでしょう。

それでは、マッサージはどうでしょうか? マッサージは基本的に外から力を加えて行うため、それが肌にとって強い刺激になり、茶クマといわれる色素沈着や目の下のたるみを引き起こしてしまいます。皮膚が薄い目の周りでは症状を悪化させてしまう恐れがあるので、おすすめはできません。

目の下のたるみにマッサージはきかない?

くぼみタイプの治療法

目の周りにある眼窩脂肪が減少することで、目の下のボリュームがなくなり、くぼんで見えます。そのため、目の下のくぼみ部分を内側からふっくらさせる治療法が有効です。例えば、以下のような治療法があります。

美容注射

目の下のくぼみに注入することで、肌をふっくらさせ、皮膚を内側から持ち上げてくぼみを解消する美容注射がおすすめです。肌の水分量をもとから増やす、潤いを与えるといった効果があり、もともと体内にある成分を注入するので、なじみやすく副作用の心配も少ないです。

注入箇所は仕上がりをイメージしながら決めていきます。主にプチ整形でも使われている美容注射はジェル状で、ほうれい線や深いシワができている個所に注入しても留まるため、ふっくらさせることができます。

即効性もあるのでお手軽で人気が高い施術になりますが、のちのち肌に吸収されてしまい持続性は望めません。そのため単体で行うのではなく、脱脂術、脂肪注入と組み合わせるとより効果的です。

美容注射の効果の持続性

もともと体内にある高い保湿力がある成分を注入し、くぼみをふっくらさせる施術。

その持続性は、一般的に半年~1年程度といわれています。

個人差はありますが、その後、徐々に体内に吸収されていきますので、効果の持続を希望するならば定期的に注射しなければいけません。

目安としては、おおむね3ヶ月に1回程度。

メリットは、すぐに変化を感じることができ、注入後にもし不満を持った場合には分解注射で元に戻すこともできるお手軽さがあります。

美容注射の費用相場

1本あたりの値段になってきます。種類やメーカーによっても変わってきますが、1本1cc5万円~10万円程度が相場のようです。

また、加齢とともに、本数を増やしたほうが効果を見込める場合もあります。

例えば、目のたるみの症状が気になりだしてくる40代は、2本程度打つと考えておくといいでしょう。

美容注射のダウンタイム

ダウンタイムはほぼありません。ただし、まれに腫れや内出血を伴う場合があり、3~5日程度、違和感が出る人もいます。

注入後の即効性がメリットで、お化粧も当日から可能です。

日常生活で気を付けることとして、施術当日は、激しい運動や飲酒、喫煙といったことは控えましょう。

美容注射の施術時間

10~15分程度で済みますので、非常に手軽です。当日のシャワーも可能で、洗顔やメイクは施術後すぐにでもOKです。

ヒアルロン酸注入による目の下のたるみ治療を見る

レーザー治療

くぼみタイプの人は黒色のクマが目立ちやすいため、レーザーを照射して肌のトーンを明るくする施術もおすすめです。

レーザーを当てることでメラニン色素を徐々に減らしていくため、シミやくすみに効果を発揮するだけでなく、従来のレーザー治療では難しかった肝斑の治療にも効き目があります。

目の下のくぼみを根本から解決するには脱脂術、美容注射と併用するとよいでしょう。

レーザー治療の費用相場

レーザー治療のみの場合と、レーザー治療にプラスして、治療効果を高めるため肌質改善のための美肌成分を導入するのとで、料金が変わってくるようです。

照射回数によっても料金は変わってきます。

相場は、同時に美肌成分の導入を含め、1回1万5千円~3万円程度4、5回で7万円~9万円程度です。

治療は1回で完了はしないため、定期的に通う必要があります。

レーザー治療のダウンタイム

術後の肌は、ほんの少し赤みがさす程度です。シミやクマが濃い場合は赤みが少しだけ強く出ることもあるようです。

レーザー治療の痛みの度合い

施術中も施術後も痛みはありません。ただし、クマやシミなどの色が濃い場合、チクッとした痛みがでることも。しいて言うなら輪ゴムではじかれたような軽い痛みです。

レーザー治療の施術時間

照射時間は数分~10分程度。カウンセリングから施術までを考えてトータル1時間程度と見ておくと良いでしょう。洗顔やメイクは当日から可能です。

目の下のたるみのレーザー治療を見る

手術

脱脂術は、目の下のたるみの原因である余分な眼窩脂肪を取り除く手術です。

一見くぼみタイプの人には必要ないように思えますが、脱脂術にプラスした治療をすることで理想の目元に近づけます。

プラスの治療とは、まず眼窩脂肪は加齢とともに目の周りを移動するため、脱脂術で眼窩脂肪を採取します。

取り出した脂肪は、生着しやすい処理を施します。

これをくぼんでいる部分に注入することで、目の下から頬にかけて凸凹がなくなり、くぼみが平らになり、きれいなカーブを描いた目元になります。

手術の効果持続

脱脂術で、目の下のたるみの元凶である眼窩脂肪を取り除くため、効果は長く続きます。10年程度持続するようです。

これからも加齢とともに肌は変化するため、皮膚のたるみや脂肪の具合も変わってくるので、また気になるようなら、10年以降に施術可能です。

手術の費用相場

目の下のたるみには、クマやシワといった複合的な悩みが合わさっているので、脱脂術のみではなく、脂肪注入治療組み合わせる場合がほとんどです。

脱脂術(目の下の脂肪除去)+脂肪注入20万円~40万円が相場のようです。

手術のダウンタイム

2~3日程度軽い痛みがあり、中には違和感を感じる人がいて3~5日程度で収まります。1週間程度と見ておくといいでしょう。

また軽度の腫れや内出血が現れることもありますが、1~2週間程度でなくなります。

腫れを抑える薬の処方も医師の診断結果次第であります。

手術の痛みの度合い

痛みは個人差があることですが、手術のため軽い痛みが出る場合があります。2~3日程度、軽い痛みがあり、場合により違和感が3~5日程度あります。術度痛み止めの処方も可能です。また麻酔もあり、点眼麻酔、笑気麻酔、局所麻酔などがあるようです。

手術の施術時間

おおよそ2時間程度のようです。シャワーは当日から、入浴は1週間後から可能です。アイメイクは3日後から、コンタクトレンズの着用は1週間後から可能です。

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目の下のたるみ治療の医師:筒井裕介先生のコメント

セオリークリニック筒井裕介先生
セオリークリニック筒井裕介先生
くぼみタイプの方の問題点はズバリ、くぼんでいることですので、この部分を改善しなければ良い結果が得られません。 そのため治療の選択肢は、注入術(脂肪やヒアルロン酸)が必須です。ただし、くぼみタイプの方の中にも様々な形状の方がいらっしゃいます。注入する部位も皆さん同じではありませんので、よく診察を受けた上で、治療計画を立ててもらう必要があります。

たるみ研究室まとめ

目の下のたるみ研究室
くぼみタイプの人は、くぼんだ目の下をふくらます脂肪注入に脱脂術を組み合わせるのがオススメです。プラスαの治療をすることで悩みにアプローチできるうえ、凹凸が目立たない美しい目元を目指せます。治療法が分かったところで、次に気になるのがクリニック選びですよね。星の数ほどあるといわれる美容クリニック。どこを見て、何を基準に選んでいいのか、とても迷うと思います。まず、自分の優先したい条件によって選ぶ基準が変わってくると思います。例えば、仕事帰りに寄れるアクセスの良いクリニックがいい、確かな技術力をもつ医師がいるところがいい、料金がリーズナブルなところがいい、などが思いつくと思います。ただし、目の下のたるみ治療は医療行為なので、医師の腕が強く関わってきます。形成外科医は、病気やケガで肌の表面にできた傷跡を修復するためにキレイに目立たなく正常に近づける腕が必要です。美容外科医は、美しくすることが目的なので、さらなる技術力の高さに加え美的センスも必要になります。 クリニックでの施術は、やはり痛みやダウンタイムなども伴うのでリスクもあります。そして、長年悩んでいたたるみが思い通りに解消できるかは、医師の腕が大きいです。そこで、たるみ研修室では目の下のたるみ治療の舞台裏を突撃取材してきました!不安や治療に迷っている方は、まずこちらを参考にしてみてください。
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目の下のたるみ治療体験レポ

※以下はセオリークリニックの施術を受けた方の体験談(個人の感想)をインタビュー形式で掲載しています。個々の患者の状態等により治療等の結果は異なるものであることをご理解ください。

               
       
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