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ネットで検索してみると、目の下のたるみを解消するためのマッサージ方法がたくさん出てきますが、やり方次第では逆効果になってしまうことも…?本当のところはどうなのか、たるみ治療を手掛けている筒井先生(セオリークリニック院長)の見解をおうかがいしました。
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目の下のたるみ研究室:筒井先生、記念すべき第1回目の質問です。よろしくお願いいたします!
早速ですが、目の下のたるみに効く!というマッサージって、たくさんありますよね…。これらは本当に効果があるのでしょうか?
はい、お願いします。
確かにいろんな方法が散在していますね。結論からお伝えすると、ほとんどの場合、効果はありません。
目の下たるみの原因は大きく分けて2つあります。1つは皮膚のたるみ、もう1つは脂肪のたるみです。
皮膚のたるみに関しては、マッサージは全く効果がありません…。皮膚は外からの刺激を与えることで伸びてしまいます。特に目の下の皮膚は薄くて伸びやすい部分ですので、過度に触ってしまい刺激が加わることで、伸びて、シワやたるみの原因になってしまいます。
脂肪のたるみの場合も同様に、マッサージを行うと脂肪層の線維組織が緩んでしまい、たるみが悪化するケースが多くおすすめしません。
ただし、若年層で疲れや不眠によりクマが生じている場合、脂肪層ではむくみが生じているため、これをマッサージすることでむくみを解消できることもあります。しかし、これも十分な睡眠などの他の方法で解決が可能なので、マッサージに頼らずに改善させることを優先させた方がいいでしょう。
筒井先生の見解によると、目の下のクマ・たるみが「むくみ」によるものだった場合に限り、マッサージが良い結果をもたらす場合もありますが、ほとんどの場合は効果なし(やり方次第ではむしろ悪化する)とのこと。実際に「目の下のたるみ マッサージ」などで検索したときに出てくる、代表的なマッサージ方法をチェックしてみましょう。筒井先生が言うように、皮膚のたるみが原因のとき、むやみにマッサージをしてしまうと、逆効果になるので注意してくださいね。
目の周りの皮膚の血行不良や水分代謝不良による「むくみ」にアプローチする方法です。目の周りの皮膚はとても薄くデリケートなため、力を入れすぎて逆効果を生まないように要注意。クリームやオイルをたっぷり使用し、肌の滑りがよい状態を作るところから始めましょう。
(1)中指を使い、目尻から目頭まで目の下をなぞります。そのまま目尻へ向かって眉の下を移動し、目尻に戻ったら再び目頭までやさしく指を滑らせます。
(2)中指と薬指で眉間を抑えて圧をかけます。終わったら、こめかみも同様に抑えます。
(3)こめかみから耳の前を通って、首元まで指を滑らします。
(4)1~3を2回繰り返しましょう。
ツボ押しマッサージは、老廃物の排出や血流の改善などに効果的と言われています。皮膚を摩擦する心配が少なく手軽にできるのが、ツボ押しマッサージの魅力です。
(1)瞳の中央から下に下がり、骨の縁にあたる承泣(しょうきゅう)と呼ばれるツボを、小指の腹で5秒抑えて離します。
(2)承泣と目尻の間、目の下の骨の縁に触れて少しくぼんでいる球後(きゅうご)と呼ばれるツボを、小指の腹で5秒抑えて離します。
(3)目尻の外側にある、こめかみの少しくぼんだところに太陽と呼ばれるツボがあります。中指の腹を使い、気持ちよいと感じる強さで5秒押して離します。いずれも3回ずつ行うと効果的です。
頭と顔はつながっているため、頭皮をマッサージすると目の周りの筋肉がほぐれ、血液の流れが良くなります。目元マッサージや目元ツボ押しと併用してみてはいかがでしょうか。
(1)額中央の生え際から頭頂部にかけて、人差し指と中指を使って円を描くようにくるくるとマッサージします。頭皮を押しながら行うのがポイントです。
(2)目頭の延長線上にある髪の生え際から後頭部にかけて、両手の指で頭を包み込むようにもみほぐします。
(3)耳の後ろから頭頂部にかけて、両手の指で押し上げるようにマッサージを行います。
耳の周りには老廃物を処理するリンパ節やツボが集まっているため、耳をマッサージすることで溜まっていた水分や老廃物の流れがスムーズになり、目の周りのむくみにもアプローチできます。
(1)親指と人差し指で耳たぶをつまみ、気持ちよいと感じるところまで引っ張ってみましょう。
(2)同様に、耳の真ん中や耳の上もつまんで引っ張ります。
(3)耳の真ん中をつまみ、前後に5回ずつくるくる回します。
(4)手のひらを使い、耳の後ろから鎖骨に向かってなでおろします。3回行うと効果的です。
(5)鎖骨をぐっと3秒ほど押して離し、老廃物を押し流します。
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※以下はセオリークリニックの施術を受けた方の体験談(個人の感想)をインタビュー形式で掲載しています。個々の患者の状態等により治療等の結果は異なるものであることをご理解ください。