レーザー治療
レーザーでいぼを焼き取る方法。全体をくり抜くことができるため、傷跡が残りにくいです。治療は1回では終わらず、3ヶ月~半年程度の時間をかけて行います。気になる痛みや出血も少ないため、負担も少ない方法です。使用するレーザーの種類はいぼの状態によって異なるので、最適な機器を紹介してもらいましょう。
冷凍凝固法(液体窒素)
液体窒素をいぼに直接押し当てて組織を破壊し、取り除きます。液体窒素の温度はマイナス196度。これほど低いと低音火傷が生じます。そのパワーをいぼ除去に役立てるというわけですが、人によっては痛みを強く感じることもあります。また、いぼの「根」の部分まで到達させるために、数回施術が必要。数ヶ月~半年の時間をかけて治療します。
電気凝固療法
電気メスの発する熱を利用し、いぼを削り取る方法。局所麻酔を施したうえで施術を行うため、痛みを感じることはありません。出血を少なく抑えることもできますが、レーザーに比べると傷跡が残りやすいとされています。ただ、冷凍凝固法と同じく、保険適用で施術を受けられます。大きめのいぼは再発の可能性があります。
内服薬
免疫を活性化させ、いぼの改善に効果があるとされるヨクイニンを内服します。ヨクイニンはイネ科の植物で、日本では「ハト麦」の名称で親しまれています。とは言え、いぼの除去に即効性があるわけではありません。あくまでその他の治療の補助的な役割として処方されることになるでしょう。
塗り薬
活性型ビタミンDの軟膏やモノクロロ酢酸・フェノール外用薬、ビダラビン外用薬などが処方されます。これらの外用薬は保険適用外のため、数千円程度の費用がかかります。またすぐに効果はなく、時間をかけて根気よく治療を続けていくことになります。
局所免疫療法
人工的にいぼに炎症を起こさせて治療する方法。皮膚に触れると「かぶれ」を引き起こす「SADBE」という薬剤を塗布します。かぶれの引き起こされた部位には、強い免疫反応が起こります。その力がいぼも撃退してくれるという施術。治療には1~2ヶ月程度が必要となるようです。