レーザー治療
赤みのあるニキビや、色素沈着を起こしているニキビに効果的です。レーザーには、以下のように複数の種類があります。
アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトという宝石を用いて波長を出すレーザー。メラニンなどの色素細胞を破壊するだけでなく、肌の引き締めやコラーゲン生成を促すなどの、美肌効果も期待できます。
炭酸ガスレーザー
炭酸ガスを発振物質とするレーザー。ピンポイントでの照射に威力を発揮し、肌に極小の穴を空けられるので、中に膿の溜まったニキビを治療する際に、採用されることが多くなっています。
フラクショナルレーザー
小さな点状の照射が可能となっているレーザー。皮膚表面の凹凸を滑らかにする効果があるため、クレーター状になったニキビ跡の治療に、高い効果を発揮します。またレーザーは真皮層まで届き、コラーゲン産生を促すなど、美肌効果も期待できます。
ジェネシス
表皮に働きかけ、肌の代謝を促進するレーザー。ピーリング効果も高いため、ニキビ治療に採用されています。ダウンタイムが少なく、施術直後からメイクアップも可能という気軽さが人気を集めています。
外用薬/内服薬の処方
色素沈着を起こしているニキビ治療の際に、採用されることが多くなっています。
外用薬として処方されるのは、ニキビの原因菌・アクネ桿菌を殺菌する抗生物質や毛穴詰まりを解消する成分を含有した塗布剤です。
内用薬としては、抗炎症剤やビタミン剤が処方されるでしょう。
ケミカルピーリング
クレーターやしこり、ケロイドタイプのニキビや、赤ニキビに進行する前のニキビ治療に用いられます。皮膚の表面に酸性の薬剤を塗布することで、毛穴汚れや角質を除去。肌の再生を促進させます。
注射治療
ニキビの炎症や、クレーター状の痕を改善するために用いられる方法。ステロイド剤やプラセンタ、ヒアルロン酸などが注射されます。薬剤によって用途は異なるので、事前に内容を医師に確認してください。